
地元の土と釉薬を使い、土造りから焼成までを一貫して行う「堤焼」は、焼き具合で表情が異なります。粗く素朴な土の風合いと黒と白の海鼠釉が特徴で、現在では堤焼唯一の窯元として技術を守り続けています。

最も手をかけているのが土造り。粘土層から採取した土は、そのままでは作陶できません。まずミキサーで攪拌・粉砕してから不純物を取り除きます。水槽で数か月沈殿させてから乾燥させ、適度な硬さになった後、室で1年以上寝かせたものを使用します。一点一点が手作業のため、形や釉調に個性が現れることも特徴です。


粘土層から土を掘り出し、土造りを経て成形しやすいように丁寧に練ります。その後、電動ロクロなどで成形し、形を整え、高台を削りだします。小さな器はおよそ1週間ほど乾燥をさせたのち素焼きを行い、本焼きに向けて釉薬を調合します。素焼きの器に釉薬をかけ、一日かけて本焼き。最後に高台部分を削って滑らかにして仕上げます。

堤焼の海鼠釉は、岩(右)を砕いた黒釉をかけて数日乾燥させ、米の籾殻灰(左)の白釉をかけます。豪快にかけ流した釉薬が生み出すコントラストと流紋が味わい深い風合いを演出します。


| 住所 | 宮城県仙台市泉区上谷刈字赤坂8-4 |
| 電話番号 | 022-372-3639 |
| URL | http://tsutsumiyaki.net |